糖尿病の種類によって、原因も治療法も異なります。
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Ⅱ型糖尿病

糖尿病のタイプの中で、圧倒的に多いのがこのⅡ型糖尿病です。前項と読み比べると、その違いが分かるでしょう。Ⅱ型糖尿病は生活習慣が大きく関係しますし、じわじわと進行していく病気ですので、自己管理が大切なタイプの糖尿病になります。

Ⅱ型糖尿病って?

Ⅱ型糖尿病って?Ⅱ型糖尿病は、インスリン非依存型糖尿病とも呼ばれ、インスリンが十分に分泌されなかったり、分泌されていても、うまく作用しなくなる糖尿病です。インスリンを作る細胞を破壊してしまうⅠ型とはここが違います。

初期にはインスリンを作るβ細胞の働きが徐々に低下していき、インスリンの効き方も低下していきます。β細胞の機能低下が先なのか、インスリンの作用が弱くなることが先なのか、現時点ではまだ分かっていませんが、同時に進行しているのではないかと考えられています。

初期段階を過ぎ、Ⅱ型糖尿病を発症したあともβ細胞の機能は低下し続け、少しずつその程度は進行していきますので、いずれインスリン注射が必要なときがやってきます。

原因は?

Ⅱ型糖尿病の原因になるものはⅠ型同様、ハッキリと分かっていませんが、遺伝的要素と環境に原因があると考えられています。その中でも特筆すべきは肥満と運動不足です。

肥満になると、血液中に遊離脂肪酸が増加して、肝臓での糖の生成を増加させる反面、筋肉においてのブドウ糖の取り込みと消費を低下させてしまうことになります。

また、β細胞の中に中性脂肪をためてしまうため、インスリンの分泌も妨げられてしまいます。脂肪組織は悪玉物質を放出し、インスリンの作用を邪魔しますし、交換神経が活発になりやすい肥満では、筋肉の血流量を減らしてしまい、ブドウ糖の供給にも悪い影響を与えてしまいます。

Ⅱ型糖尿病の危険因子

肥満・運動不足Ⅱ型糖尿病の危険因子となるものがいくつかあります。年齢や肥満、運動不足、ストレス、身内での糖尿病歴、妊娠糖尿病になったことのある女性、母体が妊娠中に栄養不良になり、低体重児で出生した子供などが挙げられます。

こうしたことから、肥満だけではなく、年齢的なものや家族の糖尿病歴など、自分では防ぎようのない危険因子が含まれています。身内にⅡ型糖尿病の人がいれば、いない家族にくらべてⅡ型糖尿病に3.5倍もなりやすいと言われています。

寿命

糖尿病は自覚症状が現れないために、深刻にとらえる人が少ないのではないでしょうか。怖い合併症が出ても、それが、糖尿病が起因になっているとも思わない人もいるようです。

では、Ⅱ型糖尿病になると平均寿命が12〜15年短くなるとしたらどう思いますか?長い間糖尿病を患っていると、細胞分裂をコントロールしているDNAが短くなることが分かっています。合併症も怖いですが、合併症が出なくても命が短くなるのはとても恐ろしいことです。ですから、しっかりと血糖値をコントロールして行かなければいけないのです。

COLUMN〜Ⅱ型糖尿病宣告

祖母がⅡ型糖尿病、妹は妊娠糖尿病でした。会社の健康診断で血糖値が高めで肝機能も低下しているとの結果を受けましたが、暢気に構えていて1年近く放置していました。血糖値だけでは糖尿病だとは確定されないということを知っていたからです。もしかしたらこの時点で検査をしていれば、Ⅱ型ではなく境界型だったかもしれません。

翌年も同じ結果が出て、様々な手術を経験していて、糖尿病よりも肝機能低下が気になって病院で検査を受けました。数時間に及ぶブドウ糖負荷検査の結果、立派なⅡ型糖尿病と診断されました。血圧も高く、即日、インスリンの働きを助ける飲み薬と血圧降下剤の服用が始まりました。医師には、身内にⅡ型がいるのであればリスクも高いので仕方がない。何よりも自己管理が必要、少しずつ体重を減らすようにと言われ、食事制限に運動療法を自分なりに取り入れて頑張りました。

その結果、1ヶ月で4kg減量したのですが、反対に医師に叱られました。張り切りすぎて無理をすると続かない、ゆっくり年単位で考えなさいと。甘いものも、いきなりやめろと言ってもストレスがたまって逆効果だから、シュガーレスのものや特定保健用食品に指定されているものをうまく利用するようにアドバイスを受けました。

糖尿病を宣告され、糖尿病健康手帳を常に持ち歩き、一生付き合っていかなければいけない病気だと覚悟を決めていましたが、医師の言葉でなんだか気が楽になり、今では血糖値も安定し、HbA1cも正常値をキープ、血圧も変動はありますが正常値を保っています。薬のお陰で安定していることは分かっていますので、油断しないようにし、月に1度の検査もサボらずに受け、定期的に動脈硬化の検査も行っています。何よりも、定期的に病院に行くようになり、体の不調があるとその都度医師に相談できるので、健康管理をする上でもよかったと思っています。

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