糖尿病の種類によって、原因も治療法も異なります。
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小児糖尿病

糖尿病は大人だけの病気ではなく、子供にも発症する病気です。多くはⅠ型糖尿病といわれていましたが、近年Ⅱ型糖尿病を発症する子供も多く、日本ではⅠ型よりも高い頻度で発症していると言われています。ここでは子供のⅡ型糖尿病について取り上げていきたいと思います。

学校での尿検査

学校小中学校だけではなく、高等学校でも毎年全生徒を対象にして、尿検査を行っています。この尿検査で糖が出た場合、そのままにせずにちゃんとした詳しい検査を受けましょう。血液検査を行って、血糖値を調べることになります。

大人の糖尿病と同様に、これと言った自覚症状がありませんが、そのまま放置して高血糖の状態が続くと、様々な病気になりやすくなります。

子供の糖尿病の特徴

Ⅰ型糖尿病と違って自覚症状もなく、子供本人はもとより、保護者にとっても病気を理解できずに、そのまま放置しておきやすく、中々治療までいかないことが多いです。薬物療法が必要なことも多く、Ⅰ型糖尿病よりも合併症の発生する頻度は高いと言われています。 遺伝的要素が強いので、身内に糖尿病患者がいて子供の尿に糖が出ていると言われたら、しっかりと受け止めて治療しなければいけません。保護者の病気への理解が治療を左右するのです。

子供の糖尿病には肥満を伴っていることが多く、大人のⅡ型糖尿病とは違い、糖尿病が分かった時点ではインスリンの分泌能力はちゃんと残っていて、健康な子供と比べると、むしろ多くインスリンが分泌されています。

注意

何と言っても成長期ですので、成長に合わせて摂取エネルギーを変更したり、治療法の調整が必要になります。また、成長と共に、保護者が管理していたのを自分で自己管理ができるようにしていかなければいけません。また、発症年齢が低いので、合併症が出た場合には、早期に障害が出る場合もあり、しっかりとした治療が必要になります。

食事療法

子供の食事食事療法は、成長のために必要な栄養と体重管理の両面を考慮して、摂取エネルギーを決めていきます。大人とは違い、極端に摂取量を減らしてしまうと成長の妨げにもなります。例え肥満であっても、極端に栄養摂取量を減らすということはしません。現在の体重を増えないように管理し、身長が伸びることで肥満が解消されます。

肥満が著しかったり、すでに身長の伸びが止まっている場合は、減量するための対策は必要になります。具体的な摂取エネルギーは医師が判断します。

肥満型と非肥満型

肥満型の小児糖尿病の場合、食事療法と運動療法によって肥満を改善すると、多くは血糖値も改善していきます。非肥満型の場合、薬物療法によって血糖値をコントロールしなければいけないケースが多く、前者では男児、後者では女児に多くみられます。薬物療法をする場合、薬を続ける都合上、通院を怠ることはないでしょうが、食事療法と運動療法の場合、病気をきちんと理解していない限り、途中で通院をやめてしまうことも多いので、病気ときちんと向き合うことが望まれます。

運動療法

外で遊ぶ昔の子供と違い、屋内でゲームなどで遊ぶことの多い現在の子供達。それでもやはり運動が大事ですので、外で体を動かしてどんどん遊ぶようにしましょう。家の中でも家事を手伝ってなるべく体を動かすように心がけましょう。

食事療法と運動療法を行っても、十分に血糖値のコントロールができない場合は、薬物療法が行われます。医師の指示に従って、正しくきちんと服用しなければいけません。

油断しない

食事療法や運動療法を行い、尿検査で糖が出ていないからと言って、安心してはいけません。尿糖は食事時間によっても出ない場合があるからです。また、血糖値のコントロールが出来て、血糖値が下がったからと言って、油断してはいけません。

血糖値が1度でも上がったということは、糖尿病体質だということですので、何もしなくても血糖値をコントロールできるようになっても、通院を続けて管理していかなければいけません。

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